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バネでつながれた2質点の運動方程式【解答と解説】



一直線上を運動する2つの質点 A1 と A2 がバネでつながれている。
直線上の座標原点から見たときの、
それぞれの質点の位置を x1 、x2 とする。
座標の向きは、右向きを正とし、A1、A2の順に質点が並び、
且つ、バネでつながれているとする。

A1に正の向きに初速度v0を与えたとき、
A1、A2、それぞれの運動方程式を求めよ。

バネ定数:k
バネの自然長:L
質点の質量:m( A1 、A2 共に質量は m とする。)
IMG_5262_mini.JPG




A1、A2 の運動方程式
【解答】
A1
バネ運動方程式1_mini.jpg


A2
バネ運動方程式2_mini.jpg





【解説】
バネは自然長からのずれの長さの分、力が発生する。
伸びている場合は縮む方向へ、
縮んでいる場合は伸びる方向へ、力を及ぼす。

この問の場合は、自然長の長さからのずれは

バネ運動方程式3_mini.jpg


で表される。

よって、フックの法則より、

バネ運動方程式4_mini.jpg


の形になることは分かるだろう。

ただ、A1 と A2 が共にこのような力を受けると、
バネが振動しながら、進んで行くという、
おなじみの運動は起こらない。

そこで、
A1 と A2 にかかる力の正負を逆にしてみてはどうだろうか?


まず、仮に、バネが縮んでいる状態を考える。(Lー(x2ーx1)>0)
このときに、質点A1、A2にかかる力が、
正、負、どちらに向いているかで、
+ーをつけるという手法で解く。



A1の場合
バネが縮んでいるとき、A1にかかる力は左向き(負の向き)である。
よって、A1にかかる力をF1とすると、
F1が負になるようにすればよい。

今、バネが縮んでいる場合を考えているので、下線の部分は正。

バネ運動方程式5_mini_Fotor_mini.jpg



じゃあ、F1が負になるためには、
単純に「ー」を付ければよい。

よって、

バネ運動方程式6_mini.jpg




A2の場合
同様にして、
バネが縮んでいる場合を考えたとき、
A2にかかる力は右向き(正の向き)である。
よって、A2にかかる力をF2とすると、
F2が正になるようにすればよい。

今、バネが縮んでいる場合を考えているので、下線の部分は正。

バネ運動方程式7_mini_Fotor_mini.jpg



じゃあ、F2が正になるためには、
単純に「+」を付ければよい。
「+」は省略するのが常なので、

バネ運動方程式7_mini.jpg



となる。


これで、
A1、A2にかかる力、F1、F2が分かったので、
運動方程式が

A1
バネ運動方程式1_mini.jpg


A2
バネ運動方程式2_mini.jpg



となることが分かった。








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